平成23年度全国学校体育実技指導者講習会 幼稚園・保育園の部

「平成23年度全国学校体育実技指導者講習会<幼稚園・保育園の部>」が開催されました。

平成23年7月28日(木)に、全国学校体育実技指導者講習会<幼稚園・保育園の部>が東京都千代田区立富士見小学校で開催されました。
「活動性を高める運動遊び」を主題として、40名程の方々が参加されました。幼児の視点に立った指導方法について熱心な講習が行われました。

Ⅰ 講習の紹介

1 保育者のための体ほぐし

講師:加藤正克先生(竹早学園つつじがおか幼稚園 園長)

加藤先生は、幼児の体力・運動能力低下が低下している現状を踏まえ、その課題を解決するための一つとして、体ほぐしの運動の指導の大切さを話されました。そして幼稚園教育要領などにもふれながら、具体的な運動を先生方に紹介されました。ここにいくつかの運動を紹介します。

  • 2 子どもの運動発達に伴う環境構成  -走・跳・投の力を養うために-

    講師:宮崎 明世先生(筑波大学人間総合科学研究科 体育科学系)

    宮崎先生は、基本的運動動作の発達やその運動の評価(観察のポイント)について講義をされました。そして運動したくなる環境の構成と運動プログラムについて話された後、実技講習をされました。ここにいくつかの運動を紹介します。

    静止画

    動画

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  • 3 豊かな運動体験を育む親子の遊び

    講師:井上アヤ子先生(創価大学教育学部教授)、角田冨美子先生(創価大学教職キャリアセンター指導講師)

    井上先生・角田先生は「幼児の運動遊びを通して脳を鍛えよう」という視点から、
    ・親子で体を動かす心地よさやスリル感を味わい、その楽しさを共感する
    ・親子のふれあいや他の親子とチームになって協力しあいゲームを楽しむ
    ・身近なもので工夫して遊びの道具を作り、ゲームに生かして楽しむ
    というねらいについて話されました。
    そのねらいに基づいた実技講習が行われました。そのいくつかを紹介します。

    動画
  • 4 日常のリズムあそびから劇的活動への展開

    講師:庄司洋江先生(飯田女子短期大学幼児教育学科教授)、田中美智子先生(飯田女子短期大学幼児教育学科非常勤講師)

    庄司先生・田中先生は「劇的活動の教育的価値」について話されました。
    幼児たちの劇遊びはドラマとプレイが一緒になったドラマチックプレイとなり、幼児達の自由な創造活動を生み、積極性・感受性・観察力・表現生・想像性・創造性・社会性・計画性などを培うことができると指摘されました。

    この考えに基づいてリズム遊びを行い、その中で様々な運動を提示されました。これら実技講習の後、劇あそびとして「三びきのやぎのがらがらどん」の創作を行い、ステージで発表を行いました。
    ここでは幼稚園・保育園の先生方の発表の動画を紹介します。

    動画
  • Ⅱ 参加された方々の感想

    参加された方々にアンケートを記入していただきました。
    その中で参加された方々は、この講習に関して「非常に有意義であった」「有意義であった」と答えていました。
    また「児童に還元できる指導方法がみつかりましたか?」という質問には、ほとんどの方々が「複数みつかった」と答えていました。
    この講習会がこれからの先生方の指導に生かされるものと確信しました。

    以下に先生方の感想を記します。

    ・知らない人同士で、でも目的は同じ人が集まって楽しく行えて良かったです。
    ・実技が中心だったので、現場に応用できるものが多くあり、良かったです。
    ・活動を楽しむだけでなく、教育要領との関連や運動技能についての知識とつなげて学べたのがよかったです。
    ・走・跳・投のコツを学べたことが私にとって勉強になりました。
    ・幼児に運動の動作、特に投げる時の指導のポイントがわかりやすく参考になりました。
    ・新聞あそびや劇あそびなど今後の保育に生かしていきたいと思います。
    ・私自身、ピアノや運動があまり得意ではないので、日頃活動することが少なかったのですが、とても勉強になりました。
    ・劇的な表現は苦手にしていたところでもあったので、とても勉強になり、たのしかったです。