平成24年度全国学校体育実技指導者講習会 小学校の部

平成24年度 全国学校体育実技指導者講習会<小学校の部>が開催されました。

7月30日(月)31日(火)「第43回学校体育実技指導者講習会」が、東京都千代田区昌平小学校で開催されました。「運動の楽しさや喜びを味わう実技研修」をテーマに、酷暑の続く中161名の先生方が熱心に講習を受けられました。

講習会は東京都の小学校の校長先生方のご協力で運営されました。あらためて校長先生方に感謝申し上げます。

  • 講師の方々

    1 水泳     :柴田義晴先生(東京学芸大学教授)

    2 ボール運動 :鈴木秀人先生(東京学芸大学准教授)

    3 陸上運動  :池田延行先生(国士舘大学教授)

    4 表現運動  :長津 芳先生(国分寺市立第七小学校長)

    講習内容

    1 水泳

    「水泳の楽しさや喜びを味わう実技研修」をテーマとした講習が行われました。
    準備運動の段階から、実技内容の意味づけがなされました。
    指導の順が児童の学習の順にもなっており、明日からの授業に、すぐに使える展開でありました。
    中でも、「け伸びの指導のポイント」について、立つ、潜る、蹴るなどの局面において、どの局面を重点的に指導することが大切かを学ぶことができました。
    クロール、平泳ぎにつながる大切なけ伸びといえます。子どもたちにも、じっくり考えさせながらポイントを指導していく必要があります。

    2 ボール運動「タグラグビー」

    はじめに、「タグラグビー」の内容とその展開をする上での課題、その対応の仕方についてなど、研究実践に基づいた講義がありました。
    いわば『小学校の体育学習におけるタグラグビーの可能性について』と題する講義でした。
    続いて「チーム対抗タグとり鬼」「4対4のゲーム」などの実技が行われました。
    これまでボール運動を指導する際に課題と感じていた“全員参加”が、「タグラグビー」では運動が苦手な児童も参加しやすい、やさしいゲームであるということを学べました。
    受講者の感想には『早速実践したいという気持ちになりました。』との記述がいくつも見られました。

  • 3 陸上運動

    準備運動の段階から主運動につながる実技でした。
    中でも、投の運動につながる『振り子投げ』『ふり返り投げ』『足元のダンボールをまたぎ越し投げ』は、体重移動を自然に身に付けられる工夫がなされていました。
    幅跳びでは、九歩、十一歩、十三歩の助走をリズムを声に出しながら実施しました。
    講師の示範は、受講者が息をのむほど滞空時間があり、幅跳びの魅力をたっぷりと味わうことができました。
    受講生から『子どもに伝える技能のポイント(スタートの姿勢目線、腕の振り方)を自ら示範を示して教えてくれ、子どもにすぐに伝えたい。』との感想がありました。 

    4 表現運動

    動きやすく、イメージが湧くテーマ『たいへんだ!』を選んでいただきました。
    また、最初は止まったポーズ、それに合わせて次のポーズへと、止まった動きから入っていきました。
    身体的コミュニケーションづくりともいえる実技内容でありました。毎回、受講生の課題にあった実技講習の展開を工夫した講習がなされました。
    いつも互いの動きを見合う中で自然に拍手が起こる講習会でした。
    受講生から『初めて出合った先生方とコミュニケーションを取りながらアイデアを出し合っていろいろな動きづくりを楽しめた。』との感想がありました。

    各運動について多くの先生方が夢中で楽しく取り組んでいました。特に男性の先生方も女性の先生方も同じように声を出しながら、プレーを積極的に行っているのが印象的でした。
    今回の講習を二学期からの授業に生かして、子ども達の声が生き生きと聞こえる学校づくりに取り組んで欲しいと思います。