学体連ニュース 第5号2012/3/14

目次

1 トピックス
2 次期全国大会開催地北海道の方からのメッセージ
3 研究会からのお知らせ
4 本年度ご退職の方より
5 お知らせ

1 トピックス

理事・評議員会が開催されました。

3月11日(日)午後1時30分から国立オリンピック記念青少年総合センター内で、平成23年度第3回理事・評議員会が開催されました。定足数が足りていることを確認の後、本財団の公益法人化に向けた取り組みなどの審議が行われました。

●審議事項
 ①平成23年度第2回理事・評議員会「議事録」承認について
 ②文部科学省実地検査に基づく「寄付行為変更案」について
 ③公益法人化事務手続きの工程及び平成24年5月以降の組織運営について
 ④平成23年度事業実施経過について
 ⑤平成23年度収支決算経過の概要について
 ⑥平成24年度事業計画(案)について
 ⑦平成24年度収支予算案(案)について
上記審議事項は、理事・評議員の方による採決でいずれも承認されました。

2 次期全国大会開催地北海道の方からのメッセージ

第51回全国学校体育研究大会北海道大会実行委員会事務局より全国の皆様へメッセージが寄せられましたので紹介いたします。

・ 北海道実行委員会事務局よりのメッセージ

・ 北海道大会リーフレット

3 研究会からのお知らせ

今回の研究会は広島県小学校教育研究会体育科部会(会長:河野 一則 広島市立判南小学校長)です。
広島県小学校体育研究大会を兼ねた中・四国小学校体育研究大会の様子を中心にレポートしていただきました。
河野校長先生ならびにご執筆に関係された先生方に感謝申し上げます。

・ 広島県小学校教育研究会体育科部会ホームページ

・ 第49回 中・四国小学校体育研究大会(ひろしま大会)、第35回広島県小学校体育研究大会に関する第2次案内

第49回中・四国小学校体育研究大会(ひろしま大会)、第35回広島県小学校体育研究大会
大会の趣旨並びに目的

 中・四国小学校体育連盟では,本研究大会を学習指導要領の実践研究の場として位置付け,昭和38年から継続して開催している。過去49回の歴史の中で,第10~13回大会に続き,第32~48回大会と計21回にわたり文部科学省(旧文部省)のご後援をいただいてきた。中でも,学習指導要領完全実施の時期には,文部科学省と密接な連携をとりながら開催し,計21回にわたり担当官のご指導を得て,中・四国小学校体育の充実に成果をあげてきた。そして,中国・四国地方のみならず,近畿地方・九州地方など広く全国から参加いただく大会として発展してきた。
 平成23年度の第49回大会は,中・四国小学校体育連盟並びに広島県の小学校体育研究の成果をもとに,運動の基礎・基本の確実な習得と子ども相互のかかわり合いにより,学習内容の質の向上と技能の定着を図ることをねらいとした授業づくりに取り組んできた成果を提案した。その実践をもとに,公開授業,授業別分科会,領域別分科会,全体会における指導講話・講演などを通して研究を深めた。

ひろしま大会の概要と成果
公開授業 『「わかる・できる・かかわり合う」体育学習』の研究主題のもと,計8本の授業を公開した。基礎・基本の習得までの学習形態を工夫するとともに,言語活動を中心としたかかわり合いを大切にした授業が実践された。これにより,「かかわり合い」を通して,基礎・基本を学び合いながら高め合う子どもが育ちつつある。
授業分科会 広島市立本川小学校の公開授業終了後すぐに,授業協議が行われた。目の前で行われた授業について,授業者や授業協力者,参会者の先生並びに,指導助言の先生を交えて熱心な研究協議が行われた。
発表分科会
(県外・県内提案)
12分科会に分かれ,実践研究発表が行われた。午前中に県内提案,午後からは県外提案が行われ,各分科会とも熱のこもった協議が行われた。県内提案については,県下各郡市の体育部会がそれぞれ領域を担当し,県外提案については広島県を除く8県が分担して,実践授業を核としてテーマに迫る実践を通して,その成果が発表された。
全体会
(開会行事)
広島県教育委員会教育長,広島市教育長をはじめ,多数の来賓に出席をいただき,祝辞を賜った。
全体会
(全体指導)
中・四国小学校体育連盟最高顧問の成田十次郎先生により,本連盟の伝統と今後の課題についての講話と,本大会の研究並びに運営,両面からの指導をいただいた。
全体会
(講演)
前旭山動物園長 小菅正夫先生から,「あきらめない!」と題して,ご講演いただいた。講演からは,発想の転換の重要性や仕事に対してプロ意識を持つことの重要性をご指導していただいた。教職員である我々にとって,今後の教育活動に影響を与える意義深い内容であった。
全体会
(閉会行事)
会長より,会場校へ表彰状が送られた後,会場校校長のお礼のあいさつで,大会が締めくくられた。

4 本年度ご退職の方より

 今年度ご退職される方で、財団法人日本学校体育研究連合会による全国学校体育功労者表彰を受賞された方で、本財団のメールマガジン購読者の中から、山梨県立甲府城西高等学校の市村一司校長先生に原稿をお願いしました。
 今回学校体育に携わられた貴重なご経験を伺うことができました。
 ご退職の前、校長職としてご多忙の中ご執筆いただき、感謝申し上げます。

保健体育科教員生活38年間を通して感じたこと

山梨県立甲府城西高等学校 市村一司

 大学を卒業し、高校の教員として故郷に帰る際、大学の恩師(体操研究室)から言われた言葉、「体操で何を教えるのか。」が鮮明に蘇ります。それは、授業の中で教材の位置づけを私に考えさせた一言でした。
 今、教員生活を終わろうとしている時、この言葉は私に迫ってきます。「おまえは何を教えてきたのか。」「果たしてそれがよかったのか。」今にして思えば、その時、その時、目の前にある課題に取り組んではいたのですが、大きな命題は霞んでいたのではないかと思います。その後、現行学習指導要領で「体つくり運動」「体ほぐしの運動」と新しい授業の概念が登場し、子供たちがおかれてしまった状況と対峙することになりました。
 それから、評価の問題と取り組むこととなりました。評価規準と授業の工夫改善、そして、評価の“みとり方”等、目標に準拠した評価に取り組む機会を得たことは幸運でした。自分のぼんやりとした授業のイメージが、明確に位置づけられたような気がしました。授業は、受け取る生徒にどれだけ伝わったかが大事であると認識させられました。主役はあくまで学習者である生徒に尽きると再認識しました。
 知識や技術を知り、それをどう活かせるのか。また、仕組みや理論を知ることにより、どのように活かせられるか。生徒がそこを考えられるようになると授業はおもしろくなるだろうと思いました。生徒が知識や技術を身につけることによって、自分たちの思考が、状況把握が、行動が大きく変化し、自分たちの世界が広がるようになれば素敵なことだなと思います。授業の工夫改善でそれが可能なのです。
 以前、神戸製鋼ラグビー部の平尾氏の講演を聴く機会がありました。中学時代にラグビーのおもしろさを体験し、高校時代にはどんな状況でも最善を尽くすことと困難に耐えることを学んだそうです。そして学生時代は勝負する時を見極めることを学び、その都度、新しい世界が開けたそうです。その時、その時に持っている力を最大限発揮して、それを持続することが一番重要であると話をされました。平尾氏はこうも言いました。楽しさ、知識、理論、耐えること、技術等を身に付けるだけでなく、それらを活かすことこそ、大切ではないかと。そして、それは教育そのものの目標の一つではないかとも。
 スポーツは、それを学べる機会のひとつであります。誰もがその機会を持つことができるのです。私たちはその機会を生徒に提供できる立場にあるのです。その立場を大切にし、充実した教員を目指したいところです。
 私が38年間保健体育の教員としてやってこれたのも周囲の先生方の御理解と暖かく見守っていただいたお陰だと思っております。時には叱咤激励をしてくれた先輩教師や同僚、文句も言わずに協力してくれた後輩の先生方に感謝しております。ありがとうございました。

5 お知らせ

1 次号は以下の内容を掲載する予定です。
 ・ 平成24年度学体連事業計画などについて
 ・学校体育の課題(仮題)について
 ・学校体育研究会からのお知らせ
 ・全国の実践校紹介(幼稚園)
 ・その他

2 メールマガジンまたはホームページを通して全国の保健体育研究や学校、個人の方の実践状況を発信する予定です。
 皆さんまたは皆さんの周りでご活躍されている研究団体、学校、個人をご紹介下さい。

3 メールマガジンバックナンバーは こちら 

発行日 2012/3/14
発行者 公益財団法人日本学校体育研究連合会 メールマガジン・ホームページ編集部