学体連ニュース 第16号2014/2/7

目次

1 公益財団法人日本学校体育研究連合会 本村清人会長年頭所感
2 全国学校体育研究大会東京大会が開催されました。
   開催状況
   研究紀要紹介
3 平成25年全国学校体育研究最優秀校等の紹介
4 全国学校体育研究優良校の紹介
5 各地域の学体連紹介  山形県学校体育研究連合会
6 特色ある園の取り組み  東京都世田谷区立多聞幼稚園
7 各地域の先生方の実践活動紹介
8 全国の学校体育研究会等の動向
9 お知らせとお願い

1.本財団 本村清人会長挨拶

新年を迎えて~学体連としての公益性を求めて~

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年は、第52回全国学校体育研究大会東京大会を両国国技館を中心として、全国から三千人を優に超える参加を得て盛大に開催することができました。大きな実績と新たな課題等を得ることができましたことについて、文部科学省・東京都教育委員会及び東京大会実行委員会をはじめ、関係の皆様方に改めて心から御礼を申し上げます。  歴史ある日本学校体育研究連合会(略して「学体連」。前身は昭和22年結成の日本体育指導者連盟、昭和37年改組・名称変更して財団法人化)は、お陰様で昨年の4月をもって、新たな「公益財団法人」として出発をすることができました。

 本年も、公益目的事業、中でも学校体育の充実発展に資する事業(①全国学校体育研究大会の開催・支援事業、②指導資料作成・配布事業、③指導者講習会の開催事業、④全国学校体育研究最優秀校・優良校・功労者表彰の表彰事業、⑤広報事業等)をさらに円滑かつ効果的に進めてまいりたいと存じます。

そのための課題を挙げてみたいと思います。

 一つには、学習指導要領改訂の趣旨を踏まえた体育科・保健体育科授業の改善・充実、さらには指導と評価の一体化です。小学校体育科における学校及び教員間の指導力の差を解消する、学校段階と発達段階を踏まえて例示された動きや技能を確実に習得するための校内研修等の充実、中学校及び高等学校保健体育科における教えるべきところはしっかり教える教師主導と生徒主体の課題解決的授業展開の充実があげられます。

 二つには、体力です。回復傾向にはあるものの親の世代に比較していまだしの状況です。特に小・中学校における女子児童生徒の運動離れ、部活動離れは深刻で、体力低下の大きな要因といえます。いかにして運動やスポーツの良さを子どもたちに伝えていくか。

 三つには、体罰、暴力、いじめの問題です。体育授業、運動部活動においても事案が報告されていますが、極めて残念なことです。体育・スポーツ活動はむしろ、教師とのかかわり、仲間とのかかわりが多いことから、豊かな人間性を高めるうえで最も効果的な局面が多い活動といえます。豊かな人間性をいかに高めていくか。それが結果としていじめをなくすなど生徒指導の充実に資することができるようにする。

 これらの課題等に学体連としていかにかかわっていくか。公益財団法人となった今、その公益性を高めていかなければならないと考えます。  2020年の東京オリンピック。関連して「スポーツ庁」構想も現実のものになりつつあります。スポーツ庁設置に伴い現文部科学省組織令(第10条3 学校体育の基準の設定)との関係もどうなるか目を離せません。

 文部科学省・各都道府県教育委員会等はもとより各都道府県を総括代表とする学校体育研究団体等との連携協力を深めるとともに、賛助会員のご支援をいただきながら、充実発展を期してまいります。関係各位のご発展をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

2.全国学校体育研究大会東京大会

・ 開催状況

・ 研究紀要紹介

3.平成25年全国学校体育研究最優秀校等の紹介

宮城県仙台市立富沢小学校   郡山 孝幸校長先生の所感

 開校4年目の富沢小学校が,栄えある全国学校体育研究最優秀校を受賞できましたことを,これまでご指導いただいた宮城県教育委員会,仙台市教育委員会をはじめ多くの先生方に心より感謝申し上げますとともに,本校職員はもとより保護者・地域の皆様と一緒に喜び合いたいと思います。
 本校は平成23年度から,仙台市教育委員会より「健康教育推進校」の指定を受け,研究主題を「自ら健康な体づくりに取り組む児童の育成」として,「元気いっぱいにこにこ とみざわ」をスローガンに「授業実践の充実」「運動の日常化」「家庭への発信・連携」を重点にしながら研究に取り組んできました。
 授業における手だてとしては,①柔軟性やバランス感覚,筋力,体ほぐしの要素を含んだ20種類の動きを音楽に合わせて行う本校独自の体操「パワーアップ富沢」をつくり,全学年で準備運動に取り入れ,②運動の楽しさを十分に感じさせるために,授業展開を「たのしむ・やってみる・ひろげる」の3段階に設定し,意欲面の向上や,技能の確実な習得を目指しています。
 また,運動の日常化を目指して,朝の運動「ハッスルタイム」を行い,全校児童600余名が校庭に出て「ロープ引き」「5秒間走」「ケンパー跳び」「的当て」「リバーシ」などをローテーションで行っています。活動を楽しむことに加え,運動能力の向上を目指して活動を行ってきました。
 これらの取り組みを継続することで,遊びや動き方を覚え意欲的に体づくりをする児童が増えてまいりました。体力と学力との関連性が再認識され始めている中,受賞を機にこうした活動にバランスよく取り組んで行くことが,児童の学力向上の基盤になることを多くの学校に知らせてまいりたいと考えます。

・ 富沢小学校研究論文

・ 富沢小学校ホームページ

東京都港区立港南小学校 古家 眞校長先生の所感

愛知県梨の里小学校ホームページ「1塁は間に合わなかったけど、2塁でアウトにできた」ベースボール型ゲームで4年女子が嬉しそうに振り返りました。「だるま回りができるようになった。次は地球回りに挑戦だ」昼放課、鉄棒の周りで3年生の歓声が響きました。
 平成18年度の開校より、校訓「拓」の具現化である、「自己の可能性を拓く子」「共生の社会を拓く子」を育てるために体育学習に着目したのは、平成21年度でした。「授業づくり」「生活習慣の改善」「運動の日常化」を核に進む研究が成果を上げたのは、児童・保護者・地域、そして職員が「梨っ子の逞しい育ち」に教育の今日的な課題の克服を託したからです。
 全国学校体育研究最優秀校受賞は、開校以来、本校の教育活動に携わっていただいた関係各位のご理解とご支援の賜と感謝しております。特に、愛知教育大学教授森勇示先生には研究の道筋から、授業づくりに至るまで懇切丁寧なご指導をいただきました。今後も生涯にわたり運動に親しむ子どもの育成に励んでいきます。 

・ 梨の里小学校研究論文

・ 梨の里小学校ホームページ 

愛知県安城市立梨の里小学校 稲垣良治校長先生所感 

 今年度、全国の学校体育関係者の皆様に本校の研究を認めていただき、学校体育研究最優秀校及び文部科学大臣賞をいただきましたことを大変光栄に思っております。本校の研究は、体育・健康教育の学校としてのモデルを示すべく進めてきた研究です。
 主題を「豊かな心と健やかな体を育む授業づくり」とし、“共につくりあげていく学び”を体育・健康教育において追究してきました。豊かなかかわり合いを基盤とし、“他者とかかわり合うこと”や“自分を振り返ること”をくり返していくことで本校の児童は運動に親しみながら体力を向上したり、健康・安全、食育の知識を得ながら自分の生活を見つめなおしたりすることができました。
 本研究において作成した体育科や健康教育に関する全単元のモデルプランは、本校のホームページでもご覧いただけます。少しでも多くの皆様にご覧いただけたらと思います。

・ 港南小学校研究論文
  *上記研究論文内の赤字は、「平成25年度全国学校体育研究資料集」内におさめられている内容の修正・追加のものです。
  この修正・追加は、メールマガジン「学体連ニュース第16号」発行に際して、梨の里小学校からの要請に基づき、公益財団法人日本学校体育研究連合会の承認を経て、掲載されることになりました。

・ 港南小学校ホームページ

埼玉県立大宮高等学校  黒岩 和秀校長先生所感

 この度、全国学校体育研究最優秀校(文部科学大臣賞)の受賞という栄誉を得られたことは、本校関係者一同にとって大変すばらしいニュースでした。
 本校保健体育科では、平成17年度にスーパーサイエンスハイスクールに指定されたことを契機に、科学的に体力を高めることを目的とした授業づくりをしてきました。そこで行ってきた内容をより体系化するため、体力向上推進校として平成22、23年度の2年間取り組んできました。生徒の目に見える体力向上などの大きな成果は、創意工夫をしてきた本校保健体育科教員の努力はもとより、様々な方面から御指導をいただいた賜物と感謝しております。
 本校は、高い志と強い使命感を持ったトップリーダーの育成に向けて、体力・学力・人間性をより高める教育をしています。本校関係者一同、この受賞を糧に、さらなる飛躍をしたいと考えています。
 日本学校体育研究連合会のますますの御発展をお祈りしております。

・ 大宮高等学校研究論文

・ 大宮高等学校ホームページ

4.全国学校体育研究優良校の紹介

大宮高等学校研究論文をご参照ください

5.各地域の学体連紹介  山形県学校体育研究連合会

・ 山形県学校体育研究連合会の紹介

・ 山形県米沢市立南部小学校の取り組み1

・ 山形県米沢市立南部小学校の取り組み2 

6.特色ある園の取り組み紹介

・ 東京都世田谷区立多聞幼稚園の取り組み

・ 多聞幼稚園ホームページ

7.各地域の先生方の実践例紹介

・ 埼玉県三郷市立彦成小学校 藤井邦之先生の取り組みについて

・ 彦成小学校ホームページ

8. 全国の学校体育研究会等の動向

・ 東京都女子体育連盟 秋のダンス講習会報告

・ 九州体育・保健体育ネットワーク研究会 活動スケジュール

9 お知らせとお願い

(1) 次号は以下の内容を掲載する予定です。(平成26年4月)
 ① トピックス
 ② 全国の学校紹介
 ③ 都道府県学体連紹介
 ④ その他

(2) メールマガジンまたはホームページを通して全国の学校体育研究や学校、個人の方の実践状況を発信する予定です。皆様または皆様の周りでご活躍されている研究団体、学校、個人をご紹介下さい。

(3) メールマガジンバックナンバーはこちらご覧になれます。

発行日 2014/2/7
発行者 公益財団法人日本学校体育研究連合会 メールマガジン・ホームページ編集部