第50回全国学校体育研究大会 長野大会が開催されました2011/11/17

平成23年10月26日(木)から27日(金)にかけて、「第50回全国学校体育研究大会長野大会」が開催されました。北海道から沖縄県にいたる全国の学校体育関係者が参加されました。詳細は大会報告書で公開されますが、長野大会の概略の様子を紹介します。

第50回全国学校体育研究大会 第1日

 26日(木)朝、会場のホクト文化ホールに全国の学校体育にたずさわる教職員・学校体育研究者約1500人の方々が到着しました。  国歌斉唱の後、柳見沢宏長野大会実行委員会会長の開会のあいさつに続き、主催者として文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ・青少年総括官山口敏様より挨拶がありました。(布村幸彦文部科学省スポーツ・青少年局長様の代理としての挨拶)

 続いて本財団片岡暁夫会長の挨拶がなされました。
 さらに長野県教育委員会教育長の山口利幸様の挨拶、来賓として長野県知事阿部守一様の代理として長野県副知事の加藤さゆり様から祝辞がありました。 続いて長野市長鷲沢正一様の代理として長野市副市長酒井登様から歓迎のことばがありました。
 最後に次期開催県北海道より飯沼晃北海道学校体育研究連盟委員長から挨拶がありました。
 開会式休憩の後、平成23年度全国学校体育研究最優良校(文部科学大臣賞)・全国学校体育研究優良校、全国学校体育研究功労者の表彰が行われました。
 文部科学大臣賞3校には山口敏文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ・青少年総括官から表彰状が授与されました。
 優良校103校、功労者142名の方々には片岡暁夫日本学校体育研究連合会会長から表彰状が授与されました。
 それぞれの表彰においては、大会参加者から盛大な拍手が送られました。永年の学校体育研究の業績が認められ、表彰者となられた方々に心から慶祝の意を表します。

 表彰式の後、基調報告がありました。長野大会研究主任の長野市立篠ノ井西中学校教諭 秋山昇先生は、研究主題である「すべての子どもが夢中になり、健康で豊かなスポーツライフの実現をめざす体育学習の創造」を、具体的で丁寧に説明されました。大会に向けた長野県の先生方や関係者の意気込みを感じることができました。
 昼食の後、白旗和也文部科学省スポーツ・青少年局体育参事官付教科調査官から、解説「今後の学習評価の方向性」が話されました。
 続いてシンポジュウムが行われました。「指導と評価の一体化を目指した授業づくり」をテーマに、コーディネーターの佐藤豊鹿屋体育大学教授の進行のもとで、シンポジストの先生方による活発な意見交流がなされました。また会場からも多くの先生方がシンポジュウムを深める立場の意見を表明されました。

 シンポジュウムの後特別講演が行われました。講師は財団法人日本サッカー協会副会長兼専務理事の田嶋幸三様でした。
「『言語技術』」が日本の学校体育を変える」をテーマに、丁寧に分かりやすく話されました。 講演は大会参加者に深い感動を与えてくれました。そして講演は大きな拍手で終わりました。

第50回全国学校体育研究大会 第2日

 二日目は長野県内の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校において、分科会が行われました。各分科会の研究主題を基にした公開授業・保育が行われ、多くの先生方・研究者の方々などが参加されました。公開授業・保育の後、研究発表と研究協議が行われ、熱心な議論がなされました。長野県の各先生方の長きに渡る研究の成果を実感することができました。ここではホームページ掲載量の関係で、「第9分科会 長野県長野吉田高等学校の公開授業などを紹介します。

第9分科会報告(長野県長野吉田高等学校)

 第9分科会では「スポ-ツを知的に理解しながら、技能の確かな定着を目指し、スポ-ツの特性や魅力を感じることにより、豊かなスポ-ツライフの実現につなげる授業~仲間とのコミュニケ-ション活動を通して~」を研究主題として、「バスケットボ-ル(2学年)」と「体育理論(1学年)」の公開授業が行われました。
 長野吉田高校は100年を超える伝統ある文武両道の学校で、学習意欲や運動意欲の非常に高い生徒の多い学校です。2つの授業ともに生徒が自主的に高いレベルの技能や知識の習得を目指して授業に参加している場面が多くみられました。授業時間が65分というなかで、綿密に練られた授業者の学習のねらいや意図、授業のしかけに生徒がしっかりと理解したうえでの的確な動きや発言が随所にみられて、とてもすばらしい授業だったと感じました。特に、高等学校における体育理論の公開授業は全国的な規模では初めてで、とても参考になる授業の作りを公開していただき、とても参考になりました。
 長野吉田高校の先生方、本当にご苦労様でした。

大会に参加された方の感想

 今回の大会に参加された方から、アンケートを取らせていただきました。その中から大会に関するご意見を紹介いたします。

・今までになくより具体的な、分かりやすいご提案をシンポジストの方々がされているおかげで、一般参加者からの質問もありとても良かったです。
・各校種の指導と評価の一体化についての取り組みについて話を聞けて良かった。新指導要領では4・4・4のスパンで系統的な指導が必要になってくるので、そういう観点でもよい機会となった。
・発達段階に応じた実践例が大変参考になった。
・各校種による課題や共通性・関連性が分かり、大変勉強になった。
・言語技術の大切さを学ばせて頂きました。最近私も感じるコミュニケーション能力不足や日本人の特性などプロ選手でさえ同様であるのかと思わせられました。学校体育の重要性を最後に話されましたが、もう一度初心に戻り使命を果たして行きたいと思いました。「スポーツが人・社会・地球・国を変える」すばらしい言葉をありがとうございました。・「指導者しか選手を変えることができない」という言葉が心に残った。
・一番心に響いた言葉「学ぶことをやめたら教えることをやめなくてはならない」子どもたちのためにこの言葉を大切にしていきたいと思います。
・課題解決にはフィードバックすることが重要である。評価と指導は繰り返し行い、授業の展開が変わっていくことを改めて理解でき、良い大会となった。
・実行委員会の方の迅速な対応や連絡体制、人員確保など影でのご苦労が垣間見えました。まだ初日を迎えたところですが、本当にすばらしい大会だと思いました。
・駐車場から会場運営までスムーズな流れで参加しやすかった。